クマ出没が過去最大。 クマに遭遇しないように呼び掛けていますが、疑問が。
実は、山に分け入る人は決まっています。増えもせず減りもしない。
人間の行動は毎年と言わず、いつでも変わることはないと言う事実を見落としています。
クマに遭遇するのは、山に分け入る人が増えたためではないと言うことです。
クマの方から生活圏に下りてくると言う事実を、もっと広く周知させるべきでしょう。
ミサイルやロケットはたまた奇襲など、それらを防ぐことは不可能です。
クマが人の生活圏に侵攻して来るのが、人身被害増加の理由に他なりません。
つまり、個人での対策では人身被害を防ぐことは出来ないのです。
環境省や行政が、そのあたり事実をよくよく認識する必要があります。
無策が被害を増大させていると言っても過言ではないでしょう。
ネット記事を見ていたら、鳥獣専門家と言う人が色々説明してたが
ありきたりというか判で押したような対策なのである意味驚きました。
マニュアル通りの受け答えと言うか、実情にそぐわないのではと危惧が。
念のために、環境省のクマ類出没対応マニュアルと言う物を見てみました。
なるほど。 これかと思いましたね。
どこの自治体でも採用している、クマ遭遇時の対処法です。
これって、いつ頃の案件を元に作られたのでしょうか。
かなり昔風に感じます。前のクマのイメージそのまま。
クマと遭遇しない努力が必要と言ってますが、それは無理難題でしょう。
誰にも目的があり、それで止む無く行動しているのです。
そう言う言い方は、
車に乗ると事故の危険があるから乗らないようにと言ってるようなもの。
飛行機はたまに落ちるけど、乗らないわけにもいかない人は沢山いる。
危険は個人が回避する物と言う自己責任型の主張は、どうかなと思います
時代に合わないでしょう。 危険動物に対するリスク回避は、国なり行政がしなくて
どうすると言いたい。
対策は防御よりも回避のみ。死んだふりじゃないけど、うつぶせに寝たって
クマを回避できるものじゃないでしょう。 昨今のクマは気が立っています。
飢えているのですよ。 ゆっくりあとずさりなんて、何十年前のお話かなと。
クマのスピードは目に留まらないほど速い。 向こうは体当たりのために
向かってくるので、確実に当てられるしその力は大きく、一たまりもなく押し倒される
のです。 そうなっても助かるためには、このマニュアルは本当に役に立たない。
警察が拳銃を持つように、クマ出没地域を歩く人や住む人には
何らかの対策が必要でしょう。 クマに抵抗できる対策です。
対抗じゃなく抵抗です。
歯が立たない、爪が立たない、人に逆襲される。そう思わせることが必要でしょう。
理想だけ述べてもクマ被害は減りませんよ。何せ向こうから来るのだから。
本気でクマ被害防止グッズなりを開発し、配布するべきでしょう。
クマスプレーは効くらしいが、遭遇時のクマのスピードには対処できません。
数秒で奴らは飛びかかって来ます。 速さではかなわないのです。
電気柵とかおりなどは対処療法、クマは減らせません。
しかし、それすら無理難題でしょう。
田んぼに案山子はよくあるお話。 クマにはそれすら在りません。
クマが人間を恐れなくなったのは、行政の責任ですよ。
山を下りようが人と遭遇しようが、撃たれることもない。
やりたい放題にしているのは行政、そして環境省の責任じゃありませんか?
クマとの遭遇を避けろって?
そんな無理難題解けやしませんね。