指定管理鳥獣とは鳥獣保護法の枠を超えた新制度で、
被害の大きな鳥獣が指定されています。
しかしながら、現在の指定はニホンジカとイノシシのみです。
クマはその枠ではないので、駆除や捕獲には大きな制限があります。
ツキノワグマが指定管理鳥獣に指定されれば、国から交付金が出て
色々な面で地に足の着いた対策が可能になります
。
どちらかと言うと、イノシシや二ホンジカは農作物を荒らすのが主体。
クマによる人的被害は、それらの比ではありません。
今やクマは手段を択ばず、果樹や畑を荒らし生活圏まで出没しています。
その甚大な被害は、十分に指定管理鳥獣の要素を満たしていると思います。
指定されれば、地域住民にプラスになる事は論を待たないでしょう。
一過性の事案として自然の生業に任せるのか、人命や農業被害に目を向けるのか。
国がどのような判断を下すのか、県民は注視しています。