7/19日放送のN H Kのドキュメンタリー番組を見ましたが、医療の現場は大変ですね。
何せ、薬が効かない。効く薬がない。 エクモ(人工心肺)を付けても、医師にできること
は何もなく、本人の生きようという力に委ねるだけ。肺は悪化してボロボロになる。
医療の現場は想像以上に、悲惨だった。 こう言う状態は、数か月たった今も変わらな
い。変わっているのは、以前より重症化して入院する人が減っているだけ。
高齢者や既往症を持つ人が感染し続ければ、以前のように医療は大変なことになってしま
います。薬が効かない、エクモは医者じゃないと言う現実は必ずやって来ます。
ですから、悲惨な状況を生み出さないために人にコロナウイルスをうつしてはならない。
体力や気力のある人は自力で回復できるが、そうでない人は死んでしまう恐れがあるので
す。筆者も家族もほかの病気で、通算すると何か月も入院したりしていますが、それは回
復の見込みがあってのことです。それでも、大変なことには変わりはありません。
よしんば、コロナ感染症のように回復するかどうか全く未知数であるならば悲惨としか言
いようがありません。
病膏肓に入ると、治療もままならず回復は見込めなくなってしまいます。
今の政権は、本当にコロナウイルスの脅威をどれだけ感じているか甚だ疑問です。
GO TOキャンペーンに現を抜かす前に、医療の現場と患者の実態を見つめるべきです。
一向に下降しないコロナ感染。 過疎地域を除いて、都市圏や観光圏では感染が収まらり
ません。
巷では、東京都の無策を言う輩もあるが、この人口を制御するのは甚だ困難でしょう。
コロナに対する意識の低さと、接客・飲食業の多さが原因と思われます。
国の強制力のある施策が必須です。
国内の感染者は3万人を超えました。急速に拡大しています。
7月23日 | 7月24日 | 7月25日 速報 | |
北海道 | 4 | 6 | 9 |
東京都 | 366 | 260 | 295 |
大阪府 | 104 | 149 | 132 |
埼玉県 | 64 | 45 | 35 |
神奈川県 | 53 | 28 | 18 |
千葉県 | 33 | 26 | 21 |
愛知県 | 98 | 63 | 78 |
福岡県 | 66 | 52 | 50 |
兵庫県 | 35 | 23 | 24 |
宮崎県 | 13 | 11 | 19 |
静岡県 | 5 | 6 | 30 |
岡山県 | 1 | 4 | 10 |
鹿児島県 | 15 | 14 | 8 |
栃木県 | 5 | 4 | 8 |
広島県 | 15 | 6 | 7 |
沖縄県 | 5 | 10 | 14 |
緊急事態宣言を出さない理由が、前回と違うという点。 中度及び高度の重症者が前回よ
り圧倒的に少ない、のが言い分。
確かに、データだけを鑑みればそうなのだけど、大きな勘違いと見落としがそこにはあり
ます。
この数か月、国民は多くを学習しました。 高齢者は危ない、既往症のある人は要注意
と。 密にならないよう、外出も工夫を重ねています。
介護施設や、病院での院内感染が多く発生しました。 これらにより多くの人命が危険に
晒されました。
それにより、高齢者は不要不急の外出を平時より控える
ようになりました。
大都会は核家族なので、高齢者と同居のケースは多くはありません。ある一定の保護線が
敷かれたのです。
その後緊急事態宣言により飲食業なの営業自粛が始まり、感染は抑え込まれたように減り
ます。
ここで、緊急事態宣言を解除したのがまず失敗。
自粛で膨らんだ風船が弾けました。
その間に業を煮やした若者が、歯止めなく出歩いたのです。
若者は無症状感染のまま、拡大を続けて行きます。 コロナは無症状感染が多い、と言う
のが前回では分らなかった点です。
これを政府は考えることもしなかった。 コロナ感染は拡大し、無症状の感染者が増えて
いきます。
コロナ感染は、いつ感染したかが肝になります。 体調不良から受診までの期間と、いつ
何処で感染したのかが重要なのですが
経路不明が増加しました。 言わないのですね。 誤算です。
感染者が泳いでしまったのです。
前回は感染者を掬い上げられたのに、今はザルになっています。
自粛を重ねている高齢者が、無症状の感染者と接触
する機会はこれから増えるであろうと思われます。
コロナ自体は変わってませんので、その時が大変な事態になると想定されます。
前回と異なるのは、国民の意識と行動の問題だけです。
ここで気を緩めることは、大きな間違いとなります。
東京都のPCR検査の増加に伴い、陽性率は並行して増加しています。
市中感染が起きていないならば、増やしても陽性率は上がらないか下降する筈です。
つまり、政府は大変な見当違いをしているのです。
如何にもコロナが弱体化したような、勘違いは大変な結果を招きます。
感染は終息してないのですよ。
コロナが国内に入ってから、もうどれだけ月日が流れたのか。
現状の感染者の状況には、それなりの理由があるのです。
前回のことなど、どうでも良いのです。 今現在を起点にしないと、見誤ります。
これから対応をするにはあまりにも遅すぎて、コロナの感染が拡大するばかりで、
対応が面倒臭くなったとは言えないでしょうか。
虻蜂取らずに陥ります。