コロナウイルスの感染者に若者が多い理由に、コロナは風邪のようなものだからと言う軽
視があると言う。
また、高齢者の為になんで俺らが自粛しないといけないんだと言う考えも多くあると言い
ます。
こういうコロナ軽視論を、ネットで多く配信している事があります。
これは誤解があり間違っていますので、扇動されないようにして下さい。
重症化しないとか無症状と言うだけで、コロナが無力であるということにはなりませ
ん。 全く無症状でも、数パーセントは感染力を持ち感染させてしまうことが分かってき
ました。症状のある人の感染率は、およそ50パーセントになるという研究結果もありま
す。
人口の全てが若者ばかりの国ならともかく、中高年も高齢者もいるのが通常の社会で
す。 若者がコロナ感染を軽視して、それらの人に感染させることは許されない事で
す。 高齢者など社会的に弱者になった人々は、若者が何もできない幼児や子供の時に、
社会を築き上げて来て守り続けてきたと言う事実を忘れてはなりません。
時代が変われば、守る者の立場が逆転するのです。
若者が赤ん坊や子供の時に守ってくれたのが、今の高齢者だと言う事を知るべきです。
そういう弱者に石を投げるような行為は、止めましょう。
己もいつか高齢者になり、社会的弱者になって行きます。 俺はやり切った、と言える人
間になって欲しい。
世界には、身を砥して困難に立ち向かっている人が、今のこの瞬間にもいるのです。
自分にできることは何なのか、よく考えてみましょう。
遊び歩くことを、今少し我慢しませんか。
友人と集まることを今少し、我慢しませんか。
あなたたちは若い。 高齢者たちの時間とは違うのです。
今ある街も道路も、そのような人が作り上げてきたのではありませんか?
一部の若者のの無意味なコロナ軽視論に、疑念を持ってください。
百年後の歴史に、「当時の若者は」と言う汚点を残さないために。