定点の感染者動向発表は概ね3日から4日後。稀に1週間という自治体もあります。
全数把握の時は毎日発表していました。 当日午前中までと言うことは少ないので、
多くは前日分の集計です。 これれで十分用足りていました。
定点観測になり把握が1週間単位になりました。 感染症の多くは、爆発的に増加すること
はありません。 閑散たるものなのです。 ですから、1週間でも事足ります。
厚生労働省は、未だ猛威を振るうコロナについても同様な措置を講じました。
ですから自治体の警戒態勢は解かれてしまい、他の多くの感染症と同様に扱われるように
なりました。
今回5類移行後、自治体の発表には随分と大きな差が出ています。
例えば7月31日から8月6日ならば、8月6日には前日までの報告は出来ているはずです。
つまり、普通に考えて8月7日には集計が出来ていて当然と考えます。
ですから多くの自治体に於いて、全数把握時の危機感が全く感じられなくなりました。
週報を載せるホームページの更新も遅々として役に立ちません。
感染症のデータは感染症センターと言うか、国の機関に送られていますが
その元締めが遅いのです。 遅い遅いの繰り返しで、週報の更新が遅れます。
ですから週報が隔週間遅れのような感じになってしまいます。
1医療機関辺りと言いますが、都府県民はこの1医療機関がどこを指すのか知りません。
まして県やら市町村に何件指定された医療機関があるのかも知らないのです。
ですから、東京都で10人と言えば今までと同じ全数の10人と理解します。
随分少ないなと思うわけです。この乖離は起こるべくして起こったものです。
全数把握をしない限り、国民の意識は戻りません。
もうコロナは終わったと誰もが思っています。 コロナ禍は過去のものと成ったのです。
このコロナのプロパガンダは、政府にとって功を奏したと言えるでしょう。
しかしコロナ菌が地球上から撤退しない限り、毎年沢山の人がコロナで亡くなり
後遺症に医療費に苦しむことになります。
歴史に残る失敗をしておきながらマイナ保険証など、
政府はさらなる失敗を重ねようとしています。
これは全て、楽をする(=合理化)為の政策です。
もっと働けとは言いませんが、楽をしたしわ寄せは国民に来るのは
間違いがありません。
東京都定点観測 医療機関報告感染者数(1週間)
4613人 7/24-7/30
東京都定点観測 医療機関平均感染者数(1週間ごとの平均値)
11.12人 7/24-7/30
全国定点観測 医療機関報告感染者数(1週間)
78502人 7/24-7/30
全国定点観測 医療機関平均感染者数(1週間ごとの平均値)
15.91人 7/24-7/30