492
春になると思い出すのがこの曲。 キャンディーズの曲ですね。
解散前、最後のシングルヒット曲となりました。
この歌はメロディもさながら、歌詞がとても良いですね。 歌詞に、さりげなく今までの
曲の題名を織り込んだ演出が憎いです。
デビューが1972年。 もう随分と昔の事になってしまいました。
最盛期のいきなりの引退発表は、その後の音楽界に大きな影響を与えました。
造られたアイドル達、誰もが疲れ果て「普通の女の子に戻りたい」と去って行きました。
活動期間は6年でした。
微笑み返しの出だしは「春一番が 掃除したての サッシの窓に」で始まります。
キャンディーズ最大のヒット曲。
この曲は、紛れもない別れの歌ですね。
しかし、失恋などではなく同棲だったのでしょう。
年下の男の子と、年上の女の子・・・。
住み慣れた部屋を出ていく歌です。
そんな時代の、あの頃を思い出させる歌です。
多くの若者は、結婚に至らずそれぞれの道を進んで行きました。
出会った時と同じように、軽く手を振り、二人が出会った
三叉路で別れて行くのです。
キャンディーズによる、ファンへの別れの歌でもありました。
そして、それはエールでもあります。
人には必ず別れがある。
そんな悲しい思いが、蘇ります。