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ショパンのワルツ64-2(ワルツ7番)を聞き終わったとき、
思わずふぅっとため息が出ました。
下手でも何でも、ピアノを弾く以上ショパンは避けて通れません。
その中でも好きなのがこのワルツ64-2です。
いくら練習しても弾けませんが、ブーニンの演奏を聴いて心底感動しました。
ピアノと言う物が素晴らしのか、ショパンが素晴らしいのか
演奏するブーニンが素晴らしいのか。
ブーニンは打鍵の時に、弦の僅かな震えを感じ取るのだと言ってました。
病気になり9年間も表舞台から姿を消しましたが、カムバックしました。
左指が思うように動かず、左指のパートを右でカバーするようにしたり
大変な苦労があったようです。 左足も手術のために短くなり大変になりました。
ブーニンは左足に重心をかけて演奏するので、左足はどうしても
残さなければならないと病院を探し回ったそうです。
私がブーニンを知ったのはピアノを始めたころで、7~8年前になります。
YouTubeで模範となる演奏を探していました。
トルコ行進曲などを聞いていて、一番心に響いたのがブーニンの演奏でした。
ショパン国際コンクールなどは全く関心がない時で、
そのコンクールの初代優勝者だったとはドキュメンタリーを見て初めて知りました。
横山幸雄や反田恭平よりも後だったのです。
ショパン ワルツ 作品64-2 (ワルツ7番)
ここの繰り返しと転調は弾く人により全て違います。