710
あなたなしで生きることに決めた女性は、未練を捨てに旅に出ます。
東京駅から夜汽車で西に向かいます。
19半ばで恋をした、私はもう二十二歳。 この三年三月は、私には重い月日だった。
「雨の降る日はしのび逢い」なんて、夢を見ることもあった。
「そんな似合いの恋」なんて、今の私には甘すぎる。
恋で痩せるなんてもうやめよう。 だから、だから私は旅に出る。
未練を燃やす旅に出る。
夜汽車に乗って肥後の国、阿蘇の山に向かいます。
「明日はあなたの思い出も すべて燃やしてしまいます」
未練を断ち切る女の一人旅、
「あなたなしでも生きられる」、そんな女になれるよう
「生まれ変わりに参ります」。
すべてを燃やす火の国へ。
1978年(昭和52年)、石川さゆりの楽曲です。 作曲 三木たかし 作詞 阿久悠。
石川さゆり津軽海峡冬景色、能登半島、暖流と続いた女の旅も終わりを告げます。
手持ちの楽譜はありませんでした。 メロディ譜はアットエリーゼで購入できます。
残念ながら、この火の国へはヒット曲にはならなかったようです。
津軽海峡冬景色から暖流まで、通して聞かないと意味が通じなかったのかも知れません。
兎にも角にも女の一人旅は、この火の国へで終わりを告げました。
YouTubeはこちら https://www.youtube.com/watch?v=bSnKieQW-PY
|
|||
YouTube模範演奏 曲調がピアノ向きではないせいか、模範演奏はありませんでした。 |