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1975年、かぐや姫の楽曲です。 伊勢正三が作詞作曲しました。
風が歌い大ヒットしました。
この曲は、なごり雪の別編になります。
シチュエーションは多少異なりますが、別れの理由がここで述べられています。
嫁ぐために、彼女は東京を離れたのでした。
この時代は、東京に出ると言うことは単に学びのためというだけではなく
社会勉強の場でもあり花嫁修業の場でもあったのです。
年頃になり縁談があれば、意思にかかわらず女性は嫁いで行きました。
それが普通であり、そう言う時代でした。
津軽海峡冬景色や能登半島のように、
女性が未練を断ち切る為に東京を離れ恋する人を追うのではない
極々普通の別れの情景がここにはありました。
その分現実的で、半世紀を超えた現在でも変わることはありません。
若者たちが学びの場所を離れるとき、
恋もまた卒業を迎えるのです。
はじめての ひさしぶりの 大人のピアノ
青春のフォーク&ポップス編