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1949-1979年は、歌謡曲の全盛時代です。CDはまだ発明されておらず、レコードの時代。
この時代はカラーテレビが普及しだした時代です。
オーディオの黄金時代であり、アナログレコードプレーヤーは頂点まで進化しました。
カセットデッキやカセット付きラジオが普及し、ラジオ放送を録音した時代です。
1969年はアポロ11号が月着陸を果たしました。 余談ですが、アポロ11号が地球に生還
できたのは奇跡と言われています。1%もない偶然が奇跡の生還を果たしました。
地球では棺桶まで用意していたと言われています。 その困難さ故、50年以上も人類は
月に行っていません。行かないのではなく、行けないのです。
30年間で73曲のミリオンセーラーですが、時代背景を考えれば大変に売れたと言っても
過言ではありません。 この時代に30歳だった人は105歳から75歳。
この時代に生まれた人は、75歳から45歳になっているでしょう。
後述しますがこの時代の躍進は、危機の発展オーディオブームによるものと言っても
過言ではありません。 今の人の全く知らない知らない、音楽や音響機器全盛の時代があ
ったのです。
1949-1979年売り上げ枚数順。
※ データは、日本レコード協会様のホームページより引用抜粋しています。
※ 枚数はオリコン様のデータより引用しています。
※ 上を向いて歩こうは世界で発売された累計です。
1949-1979 73曲
1949-1963年 発売年代順。
1964-1979年 発売年代順。
※ データは、日本レコード協会様のホームページより引用抜粋しています。
※ 枚数はオリコン様のデータより引用しています。
※ 上を向いて歩こうは世界で発売された累計です。
※当資料は正確さを記するものではありません。
CD発明前の時代ですが、1960年代から1970年代はオーディオの黄金期の時代でもありま
す。レコードプレーヤー(ポータブル電蓄等)は極々普通に普及していました。
当たり前ですが、オーディオとは音楽(=レコードやCD等)を聞くための所作です。
それ以外でも以下でもありません。 そのために進化してきました。
また、レコード盤は聞くために買うとは限らず、いつか聞くと言うためにだけ買う人も
多かったと思います。 レコード店では、売れたら追加すると言うものではありません。
地方では見つけたら買うが当たり前のことであり。発売されたら、とにかく買うと言うの
が主流であったのです。それ故に、再生機器の販売枚数とは必ずしも同期はしません。
筆者も、聞かずに買ったレコード盤はかなりありました。
テレビの場合、テレビがなくても街頭や集会所はたまた他人の家で見ると言うことは普通
であり、テレビの販売所有台数と実視聴者数は同じではない時代でした。
レコードの歴史については、新冠町がホームページで紹介しています。
ポータブル電蓄 ※日本ラジオ博物館様ホームページより引用。
ナショナル DL-840型 1958年頃
コロムビア 2000型 1960年頃
コロムビア(Columbia) 4206型 1962年頃
戦時中は海外からの輸入および国内での生産は禁止されました。
本格的に音楽再生機材が稼働したのは、戦後1945年以降です。
1947年国内の電蓄(SP盤)の生産は、およそ8000台とされます。
シングル盤のレコードが発明されたのは1949年、国内では1954年です。
レコードの販売枚数は累計です。発売年よりも経過するごとに増加することは、
珍しくありません。1960年代にはオーディオブームが起こり、1家に1台のステレオとも
言われるほど音響機器は普及しました。
1992年時点のレコード店は3200店とされています。 衰退の一途で、2010年には700店ま
で減少しています。 それより30年前の1960年代のオーディオブームの頃は、少なくても
倍以上5000店はあったのではないでしょうか。 レコード人口は、人口の数パーセントは
あったと推測されます。