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1957年、島倉千代子の楽曲です。 作詞は野村俊夫 作曲は船村徹。
150万枚も売り上げている名曲です。
通算35回も紅白歌合戦に出場していますが、この曲は歌われたことがありません。
理由はこの歌の内容にあるようです。
セリフ入りの名曲で、
「久しぶりに 手を引いて 親子で歩ける嬉しさに」で始まります。
親子で東京見物、と言うだけの曲ではありません。
二番の歌詞に「戦争で亡くなった兄さん ここで眠っているのよ」とあります。
戦争が終わって平和が戻り、東京見物が出来る世の中になった
しかしあの兄さんはもう帰って来ない。
「田舎の話を 聞きたいと 桜の下で さぞかし待つだろ おっ母さん」
「逢ったら 泣くでしょ 兄さんも」と続きます。
二人は浅草に向かいます。 「お祭りみたいに 賑やかね」
こんな賑やかさは、みんなががんばったからと言ってるようです。
戦争の悲哀をひしひしと訴えているように思います。
さすがに、NHKでは歌えませんね。
さすがにピアノ楽譜はなく、メロディー譜を入手しました。