127
幻想即興曲の楽譜が「やさしいクラシック楽譜」の中にありました。
オクターブの中に装飾風の音符が二個入る部分。
これは手の小さい人には鬼門なのですけど、しっかりと抜いてあります。
ここはメロデイ部分なので、練習には単音でも良いらしいです。
やさしい楽譜 フラットが三つ
伴奏はそのままのアルペジオ。見ての通り調号が違います。
よって、押さえる鍵盤が違い、これで覚えると
オリジナルが弾けなくなる恐れもありますね。
半音違ってるわけです。
オリジナル シャープが四つ
もちろん、どっちも弾けるのが普通なのでしょうけど(-_-;)。
黒鍵が多い方が弾きやすいのは、言うまでもありませんが・・・。
ショパンの曲は、調号が多いですけど 多い方が指の無駄な動きは少なくなりまね。
これは意識的にそうしているらしいですね。
色々な曲のアルペジオ部分を見ると、
運指がスムーズにいくようにされているのが解かります。
ショパン曰く、すべての調の中でハ長調が一番難しい、
と言われたそうです。もちろんピアノ演奏についてです。
確かに黒鍵がなければ、ピアノを弾くのは大変です。
ハ長調の曲に「木枯らし」がありますが、とんでもないほど黒鍵の指定がありますね。
木枯らしは練習曲なので、
右手のスケールの練習用に作られたものです。
ショパンは、何をおいてもスケールの練習をと言ったそうです。
何百曲もカナ振りしましたが、A3にコピーしていながら
カナ振りしていないのはこの曲だけです。
見ていると指の運びが厄介そうで手が付けられないのでした。
こういうこんがらがったものは、おぢさんには無理なのです(-_-;)。