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ピアノと言う楽器は、鍵盤が88で結構大変かなと誰でも思うけど、
よくよく考えると手で35鍵、左で35鍵トータルで
70鍵盤位しか通常使っていないのです。
しかるにギターはどうでしょうか。
ギターは通常22フレット位、六弦なので132抑える場所があります。
百歩譲って18フレットでも108の押さえる場所がある事になります。
ピアノは10指なので、一指当たりの打鍵は10分の1になるのです。
片やギターはピックならば1指と同じ、
まれに親指も使うがピアノや他の楽器に比べ
非常に困難な楽器であることは間違いがありません。
ピックを使うエレキギターと、クラシックギターとどっちが大変かと言うと、
五本の指を総動員するクラシックギターの方が実は楽なのです。
クタシックギターは、奏法上アルペジオも和音も楽に弾けます。
ピックで早く引くのは非常に難しいのです。
ピアノの和音(串団子)は、右も左も串団子を抑えて打鍵で行います
。
ギター(エレキギター)は、押さえるのは右手となり
アップやダウンの串団子となります。
ピアノのアルペジオは非常にめんどいですが、
ギターは非常に簡単。左手で串団子を押さえてピックを走らせば難なく音は出ます。
ピアノのアルペジオは、指が動かないと始まらないので大変なのです。
ピアノの鍵盤は左が低音右が高音なので、通常メロデイは右手、伴奏は左手で弾きます。
コードは左のみならず、メロディに被せて右手でも弾きます。
ギターは伴奏は通常弾けないので、左手でコードを抑えて右手でピックを弾きます。
伴奏とメロデイを同時に弾くのは難しく、
有名なのはチェットアトキンスです。親指にピックを装着し弾くことも可能ですね。
カントリー&ウエスタンでは良く使われる奏法なのです。
ピアノは、楽譜が読めないと弾けないがギターは読めなくても弾けるのです。
タブ譜と言うのがあるからです。
楽譜を読むのではなく、押さえる所を見る(読む)のです。
楽譜を読めるのがギターでは重要ではなく、コードとタブ譜で間に合います。
根本的に、楽譜に対する考え方が違うのです。
楽譜の読めないプロはざらだと言います。