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月日の経つのは早い。まさに光陰矢の如し・・・。
二日前、暫くぶりに練習を4時間ほどしました。
これだけ時間が開くと正直怖いものがあります。
意に反して、進歩は当然のことながら
しませんが何とか弾けたみたいです。楽譜が山の様にあるので、取りあえず頭から。
ここ1か月位はホームページの移転に伴うサイトの再構築にかかりっきりでした。
またドアや共用部分のペンキ塗り替えが2か月位かかっており
ちょっと音出しが出来ない状態に・・・。
旅行や病院通いもあり、買い物(バスで行く)がある日は一日出かけているのでダメ。
そんな訳で、11月以来数日しか練習していないのでした。
一曲通しては弾けないけど、一ページは何となくは弾けているかなと言う感じ、
ただ間違いは多いですね。
気が付いたのですが、左手はやはり楽譜を見て指が向かうようです・・・、
つまり右と左は同時には見れない。
まず右手の音譜を見てから、左手の音譜を見る流れのようです。
良く言われる、同時に譜表の上下を見て同時に指が行くというのは
違うように思えます。 恐らくは時差で瞬時に流れを記憶しているのではないかと考えます。
演奏者を見ていると、右手はほとんど見ていないように感じ、
左手を見ているように思えるのです。右手はメロディラインですから
、
暗譜をして左手は楽譜を追っているということでしょうか。
これは掛け合いのようにも思えます。
大譜表、確かに同じ線上に左右の音譜がありますが、
上下の譜をを読むのには必ず時差が生じますね。
この時差は、左右の指が動くまでに打ち消されるのではないでしょうか。
それ故に同時打鍵が可能になる・・・。
音譜を見てそれが脳に行き、脳が指定された通りに指に信号を送る、指が動く・・・。
これが同時なのか、順次なのかはわかりませんが、
この間の時差が打鍵までに消滅し結果として同時打鍵が成立するということですね。
右手の場合はこんな流れでしょうか。
脳で過去にあるパターンから、指を割り当てます。
取り込みには目がとても大事です。取り込んだ後は耳がとても大事です。
音で認識を確かなものとします。
左手はこの後になります。常にどちらかが先になるのです。
人間は同時には決してできず、常に時差で認識するのです。
神経系統が一系統なので、パソコンのようにデュアルでは動作しません。
脳は鍵盤を見て、音を聞いてその場所を覚えます。つまり、鍵盤を見て弾く事はとても大事です。
鍵盤を見ずに弾くのはパフォーマンスでしかありません。
低音部の鍵盤と五線譜の位置です。
バイエル教本などは、この指位置を覚えるための物です。
左手は日常においてもほとんど補助的です。
それが故にピアノ演奏では困るのです。
左手は動かなくて当然なのです。
ですから、両手で最初から弾くのは基本間違いです。
左手10倍、20倍それ以上の練習が必要と思います。
鍵盤を見ずに楽譜を見て弾く場合、鍵盤は楽譜の中にあります。
楽譜を見ずに鍵盤を見て弾く場合、楽譜は鍵盤の中にあります。
楽譜も鍵盤も見ずに弾く場合、楽譜も鍵盤も頭の中にあります。
いずれも同じことです。
一度しまい込まれた情報は、簡単に置き換えられません。
同じところで指が止まるのも、同じところで間違えるのも理由はそこにあります。
間違えても止まらず弾くというのは、やはり間違いです。