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楽譜を見ていてつくづく思うのですけど、楽譜って濃いものや薄いものがありますね・・・。
紙や楽譜の厚さではなくて・・・、どちらかと言えばティスト…味でしょうか。
オリジナルというものは必ず存在しますから、
クラシック音楽はオリジナルが基本になりますね。
そして家が崩れないように、適度に骨抜きをしたのが
簡易版や中・初級版なのだと思います。
それはあくまでピアノが弾きやすくしたものであって、
その分響きも軽くなるのは止むを得ません。
でも、オリジナルが映画音楽のバックグラウンドミュージックだったりする
ポピュラー音楽では、ちょっと違ってくるような気がします。
どのジャンルでもそうですが、楽譜のメーカーによって
この楽譜の濃さ薄さは明確に存在しますね。
〇〇〇はピアノのグレード別に楽譜を揃えます。
初級や中級、上級などですね。
〇〇などはそれらの細かいランク別はないようで、
基本は中級レベルもしくは中・上級対応のような気がします。
楽譜を見て演奏を聴いて思うのは、〇〇楽譜の濃さですね。
〇〇〇は楽器メーカーですから、
ピアノのグレードなり演奏者のグレードにより楽譜を構成していると感じます。
そういう面では、全音の楽譜は演奏者向けに感じます。
ですからどちらかと言えば濃いですね。
ですから、初心者にはハードルが高かったりします。
ポピュラー音楽などは、
必ず華麗なアレンジがあって素晴らしいと思います(弾けませんが・・・)。
これは、楽譜を雑誌として出版しているところは同じように感じます。
大人のピアノ=薄い味。 優しく弾けるピアノ=薄い味。
となっているのですね。
でも、ここで考えてしまいます。
簡単と言うことは、ダメなのだろうかと・・・。
アレンジしすぎで、原曲が良く伝わってこない物ってもの凄くあるように思います。
例えば、カーメンキャバレロの「愛情物語」。
原曲はショパンノクターン2番ですが、まるで違いますね・・・。
これはショパンのノクターンではなく、
カーメンキャバレロのノクターンだと思います。
つま濃い味付けなのですね多分。
どちらが良いとかではありませんが、これで良いのかなあとは思ってしまいます。
テクニックは、人に見せるものではなく、
曲の感動を伝える手段であってほしい思っています。
濃いお酒は酔いが早く回ります。
味わうのは、どちらでしょうか・・・。