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辻井伸行氏のデビュー10周年企画をやっていて、見ました。 彼に関わる全ての人が異口同音に、天才と褒めたたえます。
全くその通りだと思います。 完璧で、純粋で、透明でと、誰もが評します。 それもまた、その通りですね。
でも、今までは彼の演奏があまり好きではありませんでした。 以前CDも買ったのですが、最後まで聞かずにしまい込んでしまいました。
その訳が、今回のテレビの企画で分かったような気がします。 完璧で、純粋で、透明なのです・・・。 多分にそれがために、受け付けなかったのだと気が付きました。 音楽として、演奏者として完璧でも・・・それがために拒否反応を起こすことはあると思います。
音楽をやっている人は完璧を求めているわけですから、当然に褒めたたえるのだと思います。
残念ながら、私は聴者としてのレベルが低すぎたのです・・・( ゚Д゚)。
なまじっか、楽譜があるとストレートに伝わっては来ません。 それがために、色がつくのですね。 彼にはそういう要素がありません。
ここまで来ると、ピアノを弾くということは楽曲を再現する(弾きこなす)ということ以外の何物でもないと思えてきます。
でも、何かそれはやはり別次元の事のように思えてならないのです…(>_<)。 少なくとも、私の目指す目的はそうではありません。
ラフマニホフ…(>_<)。 この言いにくい作曲家の曲を、難なく弾きこなす技量には心底頭が下がります。
天才たる所以ですね・・・(*^^*)。
くそっ、弾けるようになってやる(-_-;)。