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グノーのアベマリアはバッハの平均律クラヴィーア第一番を伴奏に利用して、メロディーラインを乗せたものですね。
シューベルトのアベマリアもとても有名で、誰もが知っている曲ですね。 この曲は有名なだけに、いろいろなアレンジで採譜されています。
連なるアルペジオは運指が完全に出来ていないと、さまになりませんね。 超初心者にはハードルが高いです。 よって、簡略化された楽譜も非常に多いです。
この二曲比べるとかなり違いますね、でも基本歌曲なので骨格は同じように見えます。
グノー(1818-1893)のアベマリアは、1859年40歳の時の作品と思われます。
シューベルト(1797-1828)のアベマリアは1825年28歳の時の作品とのことです。
シューベルトのアベマリアが発表されたとき、グノーは7歳だったということですね。
グノーが伴奏に利用したバッハの平均律は、1722年頃とされていますから
90年近く経ってからの利用です。
もう160年も前の曲なんですね・・・。バッハの時代からすると297年・・・。
確かに、クラシックです。
地球が存続し続ける限り、残っていく曲なのかも知れませんね。