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◆音を外すのは物理的な理由もある◆
間違った音を弾いてしまう(音を外す)のは、恐らく視覚(譜読み)と行動(運指)が一致していないからと考えられます。 視覚の情報は多分に正しく、
間違えるのは指の位置が定まらない、いや、定まっているけどずれていると言う事だと思います。 ずれは一定なので、毎回同じ場所を外す・・・。
これを訂正するには、何度も記憶を上書きする必要があるのですね。 脳に伝わった情報は正しいので、なんで替えにゃいかんのと抵抗されるわけです。
これは、情報をリセットする必要がありますから、音符と手の位置をゆっくりと確認して、正しい指位置を繰り返し刷り込む作業が必要になります。
外す位置はほぼ決まっていて、「ド」と「レ」、右手は「ミ」と「レ」。 つまり、手の小さい人は普通では小指の位置が安定しないのです。
「レ」を打とうとしても、少し力が抜けると「ド」を打ってしまいます。 つまり、「ド」が自然なのであり。「レ」は無理を強いられているのです。
◆できる人には、できない人の気持ちが理解できない◆かも知れない・・・。
練習云々ではなくて、物理的にできにくいと言いました。 確かに手の大きい人は押さえが楽にできます。
つまり、オクターブに楽に指が届く人は無理に指を伸ばしませんから、間違えることは少ないはずです。 自明の理です。
鍵盤に置く手は、卵をつかむように・・・と教える先生もおられるとか。 さもありなん。 それでは、手や指の小さい人はヨーロッパ規格のピアノの鍵盤
はこなせません・・・。 戦う前から負けています。 手が大きく指が長いピアニストは、卵型・・・、そうしなければ弾けません。 モミジの葉っぱじゃ無理・・・。
もっと言うならば、そういう恵まれている手を持ち合わせている人は、間違える人の気持ちも理由も理解できないのじゃないかとすら思います。
曲を覚える以前に、押さえることに尽力しなければならず、非常に効率が悪いです。 はっきり言って曲を弾くどころではありません。
まあ、向いていないと言えばそれまでなのですが・・・(>_<)。
悔しいじゃありませんか、同じ人間なのに(; ・`д・´)。
もちろん物覚えが悪いと言う事はあります。
これが一番の問題だったりして・・・(-_-;)。
そして、何より練習量が少ないのです。
これも自信持って言えるかも・・・(>_<)。
くそっ、弾けるようになってやる・・・(T_T)。