本日は曇天、しかも夕方の実写テストです。
絞りは概ねF8、シャッタースピードは1/160~1/250で撮影しています。概ねややアンダー気味でありました。
以下は過去のデータと同様に僅かながら露出を補正しています。これにより大きく印象が変るものではありません。
カメラはD90です。
こういう被写体はレンズの性能が出る場面です。輪郭補正なしだとかなり甘くなります。補正を少なめにかけるぐらいでちょうど見た目ぐらいになります。コンパクトデジタルカメラの最も嫌がる被写体でもあります。数枚撮って完全にぶれていないのは一枚。
RAW現像時夕やけモードにすると、ほぼ見たとおりの印象に近づきます。露出を切り詰めると雲のディティールが生きるが暗くなってしまう。HDRが欲しいところですね。1/200秒
多分F8だろうと思います。セオリー通り、フォーカスは手前に狭く奥に広い。拡大すると、花にも椅子にもピントは来ていません。
1/125秒
多分F4開放と思われます。電線部分がフレアーとなりボケています。線の両側にフレアーが立ち二線ボケにはなっていません。
看板の文字は滲みがでて柔らかな描写です。ちょっとデジタル用のレンズにはない描写と言えます。1/320秒
至近距離からのスナップです。ここでは向日葵の向こうの建物がポイントです。このサイズでは解りにくいのですが、とても素直なボケかたをしていると思います。
まあレンズとしては確かに古くシャープさを追求するべきではないと感じます。さりとてこの凡庸な写りもまた貴重ではあります。
物足りないのだけれども、ボケに嫌味がなかったり安定した写りには納得する部分も多いのです。
F5やF4ではピントも合わせやすい。特にF5の方が合わせやすかったりして、フイルムで使いたいと感じます。
この25-50mmはAPSだと37mmから75mmぐらいとそこそこ使いやすい。広角もちょっと広めの感じがちょうど良いのですね。
フイルムだと一気に24mmとなるので、これはこれで文句はありません。24mm、35mm、50mmと三本の役割を果たす訳ですね。