まあ驚くほど自衛隊記者会見の「事故と断定=概定」発表は早かったですね。
そこまで他国に気を使ってどうすると、国民の多くは思ったはずです。
事故と言い切るには、全ての残骸が回収されてフライトレコーダーなども分析されて
それから事実関係を精査し決めるものです。
過去の世界中の航空事故は、そのような流れで原因を解明しています。
そうでなければ、同じような事故はいくらでも起こりかねません。
他国はすぐ近くで演習をしているし、何せアメリカ軍のF16戦闘機2機も
エンジントラブルとて、事故近隣の飛行場に飛来しています。
どこかのタレントキャスターは、攻撃ではないとか低空飛行とか言っていますが
それもまた、野次馬根性にしか思えません。
大体にして、ヘリコプターは高くは飛ばないのが普通。
最高でも3000メートルくらい。 通常は500メートルくらいを飛んでますね。
機体の大きさから飛行高度を図ったら、凡そ280メートルくらいでした。
法定の最低高度は150メートルですから、何ら問題ありません。
今回は他国はミサイル演習をしていませんし、確かにミサイルなどの攻撃の
跡は見られません。 ですから、ミサイル攻撃は無しと言えるかと。
それじゃ単独事故かと言うと、疑念が残ります。
2分後に、状況が墜落に至るほどになることはあり得るのかと。
視聴者に撮影されるくらい視界は開けていて、飛行は安定しているように見えます。
発見されたのは、主要部品以外のものばかり。外れやすいものばかりと言えます。
こんな低高度で空間識失調はあり得ないでしょうし、何せパイロットは2名。
エンジンは2基あって、同時に止まる事は故障では有り得ないらしい。
緊急信号も出せず、脱出も出来ない。
この不可思議は、主要機体の引き上げとドライブレコーダーの解析によらないと
解決できそうにありません。
何故か自衛隊も防衛省もダンマリを決め込んでいます。
情報があまりにも少ないと思います。 それがために憶測を呼んでしまいます。
航空事故と言う一括りで言ってしまえば終わり、のような感じもします。
自衛隊が、管轄外のこの地まで視察に来るというのは中々凡人には理解しがたい事です。
しかも、よりによって他国が海洋演習している時に。
このヘリは、他国から追尾されているだろうことは容易に推測できます。
無線傍受により、搭乗人物の特定も出来ているのではないでしょうか。
そうならば・・・。
あまり考えたくはありませんが、
過去には「逆噴射機長」と言う悲惨な事故がありました。
獅子身中の虫とは考えたくないのですが、数多の証拠品が見つからないと
そういう可能性は否定もできないでしょう。
早期の回収、原因解明を望みます。