D800EとD600。
D800Eは一回り大きい。
「あなどれない機械」 シャッターの切れは素晴らしいが、それがために確実に撮れたという気にさせる。
それはフイルム時代の感触そのものですね。しかし、フイルム時代同様手振れは頻発します。
画素が多い分非常にシビアーです。1200万~1400万画素のカメラと比しても数倍。
つまりVRがなければ気を抜けないカメラです。 スナップ写真には気を付けたいものです。風景には三脚が必須となるでしょう。
「使用感」 このカメラは万人に薦めるカメラではありません。使用するとつくづくそう思います。 このカメラの能力を引き出すのはそれなりの覚悟が必要と思います。 しっかりとした高解像度のレンズが必要なこと。絶対にぶれない様なカメラワークが必要なこと。 RAW現像の知識。パソコン環境が高スペックなこと。・・・、つまりお金がかかります! レンズと撮影者の力量が丸裸にされるカメラです。力量が欠けると、普通の絵しか撮れません。(本当です!) ただし、楽しみも多々あります。 レンズの性能がそのまま出ますから、古いレンズや旧来のレンズの性能を知ることができます。
30年前のレンズを1200万画素クラスのカメラで撮った絵よりは、間違いなく綺麗な絵が撮れます。
「D600の存在」 D800を使うとD600の良さも凄さも良くわかります。D600は本当に優れたカメラです。
描写に不足はありません。 PCでチェックしていて、どちらがどちらかわからなくなることもままあります。7
0-200mmを付けて撮影し、PCでチェックしてD800Eは凄いなあと勘違いする事多々あります。
高性能なレンズを使うとD600はバリバリにモアレが出ます。ローパスレスかなと思うほど、
それほどに解像度が良いのです。 ただ絶対的な解像度は敵いません。パッと見た瞬間に違いがわかります。ただ数分もすれば分からなくなります。 ということで、D600の出番は多いです。
中判カメラの技術なくしてこのカメラはオーバースペックであり、その良さを知る事は困難と言い切れます。 だから興味本位で使うカメラではありません。
tokyoはこのカメラを手にして昔のマミヤ67ProfessionalⅡを使っていた当時を思い出しました。 正直言ってマミヤの方が間違いなく写真です。D800Eはまだまだその域に達してはいません。
如何に良くともまだまだデジタルなのです。 ただ、高性能のレンズを装着し何気に切り取った風景に驚かされることがあります。 そう・・・、一瞬中判カメラのあのフイルムの滑らかさを感じることがあるからです。
これがいつでも出るようなら、本物なのです。
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