液晶パネルがない軍艦部。
解りやすい露出補正の大きなダイヤルと、シャッタースピードのダイヤルがこのカメラの性格を物語ります。
ボデイはノーマルで1キロ弱ですがF4S仕様だと、F5とあまり変らない重さになります。やはり、非常に重いカメラです。
ニコンF4です。 |
F4は市場でも不人気で
価格も安く放出されています。
ボデイはプラスチックでF90Xあたりとなんら変りません。
しかし、ミノルタαxiもキヤノンEOS1も皆プラスチックであったのです。この頃はぶつけると凹む金属より、簡単には凹まない(割れない)エンジニアプラスチックがコスト的にも重量的にも良かったと思われます。
改めてF100と比べて見ると、時代の流れがそのまま
手に取るように感じられます。確かにF4の時代は終わったのです。
このカメラは20年も前に発売されたカメラであると
いうこと。そして当時垂涎のフラッグシップであった
という事実。これは決して消えることはありません。
現在のF6もD3もD3Xも、このカメラか培った技術の裏付けにより存在するのです。カメラが道具であり、道具とはどういうものなのか。
それを本当に知ることができるカメラと言えます。
バッテリーパックのない方が使いやすい。
重量と大きさを考えるとこれでtokyoには充分。
なにせもうフイルムは安くないのだ。
フイルムで連写をする時代は終わったのです。
もうこのようなカメラはないので貴重。
とは言えど、デジタル時代の人には薦められない
名機です。
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新聞記事はネットから引用しました。
80-200mm装着のF4が見えています。
※ 読売新聞