1960年代発売という、ニコンFと同時代に誕生した 40年以上も前の設計になる広角レンズです。 このタイプは後期であり、改良型は レンズ枚数が一枚減り6群6枚構成。 当然諸収差の補正は改良型が優れています。 6群7枚構成。 重量:200g。 発売時価格:\22,500。 |
35mmレンズは最も使い勝手が良いレンズだと思います。50mmでは引きが取れず、28mmだと広角過ぎるきらいがありその中間なので丁度良いわけです。
このレンズは既に黄変しています。
ニコンがランタン系の光学ガラスの溶解をはじめたのは1950年代中頃とされていますから(ニコン資料による)、当該レンズはランタン系のガラスを使っている可能性があります。
黄変がランタンのためなのか、トリウム混入のためなのはかは計りしれません。
当時はトリウムを使用するのが尋常であったらしいので、そうなのかも知れませんし違うかも知れません。
ニコマートの時代のレンズというよりは、
もう少し古い時代のレンズなのですね。
レンズの黄変がわかると思います。
残念ながらAi化しないとD90には付かない。
かなりレンズがコンパクトなことがわかります。
(※この写真はモノクロです)