ニコンU2です。 知る人ぞ知るニコン一眼レフ最終形の一台。 F6とFM10を残し全てのフイルムカメラの生産は 終了されました。 |
フイルムカメラの割りに厚みがあります。
ボデイを小さくしても小さく出来ないものも
存在するのです。
フイルム巻上げはUの2.5コマ/秒に対し、
1.5コマ/秒とスペックダウンしています。
軽量化のためにモーターの変更があった
のでしょう。この数値はUsと同じ。
UとU2は性能にやや違いがある(測光)が
じつはまったく違う形状のモデルだとは以外に
知られていない。U2はなんとUよりひと回りも
小さいのです。ボタン位置などほとんどに違いがあります。
つまりリトルフイルムニコン最終形であり最新型だったのです。フイルムはパトローネ収納部分が左にありますので
なかなか小型化は難しいのです。
F80Dと比べても、その軽快さに圧倒
されます。機能はマルチパターン測光など
上位機種を上回る部分もあります。
フォーカスエリアも赤く点灯し、フォーカスポイントも
五ヶ所から選べます。
3D-25分割マルチパターン測光採用。
イメージプログラムオート。
プログラムオート、絞り優先オート、シャッター優先オート。最高速1/2000秒。1.5コマ/秒。
視野率89%。倍率0.68~0.60倍。
重量385g。
発売時価格:税込 \67,200
35-80mmのチープなレンズがやけに似合うのです。このレンズならばU2の軽さをスポイルすることはありません。
F80DとU、U2を並べて見るとF80が随分と大きく見えます。しかしこれは錯覚で、Uが小さ過ぎるのです。
F80Dは大きなカメラではありません。
スクエアな感じはF80とUがほぼ同じ傾向。U2はなで肩のフォルムです。
UとU2のボデイ形状の違いです。U2がグリップも細くマウント部分も絞られているのがわかります。
軍艦部の液晶はUとF80Dはほぼ同サイズ。U2はややスリムになっています。
液晶保護のため盛り上がりがあるのはU2。Uは平坦です。
ニコン特有の赤い部分がU2は三角になっています。
カメラは大型のカメラほど内臓のモーターは強力ですから、AFのスピードは上級機種にはかないません。
昨今はレンズ内モーターがありますので、それを使えばスピードの問題は解決されます。
ただ当然ながらデジタル専用DXレンズは使えません。難関はU2にピッタリのコンパクトなレンズを探すこと。
155gと軽量小型のAF50mmF1.8Dなどが丁度良さそうです。205gのAF35mmF2Dも検討対象になるでしょう。