多くの植物は環境に応じて休眠します。 いわゆる冬眠です。
夏に枯れるものは夏眠と言えるかも知れません。
植物の場合命に係わる一大事が生じた場合、生きるために新たに芽を出します。
それは樹木の葉を、相当数落としたかすべて落としたかと言う
極端な状態でなければ起こることはありません。
その場合は新芽が、一斉に吹き出します。
そうでないと光合成ができず根が死ぬからです。
生きるためにはどうしても葉が必要で、葉があればその行く末には花が咲き
実がなり子孫を残すこともできます。
必然かつ必須なのです。
カポックは節ごとに、一斉に芽が出ています。
何故こんなにたくさん芽吹くのかは分かりません。
この傾向はガジュマルも同様です。
多くの植物は、葉が落ちたところから新芽が出ることはありません。
ゴムの木もドラセナやユッカもバキラも、
葉が落ちたところからは新芽が出ず葉を落とすとスカスカになってしまいます。
ですから樹形を整えるには、葉や枝を切り詰める切り戻し作業が必要になるのです。
主軸(主幹)を切ることは木の成長を止めることであり、
木にとっては一大事=緊急事態になります。
それで新たな芽や枝が出ることになります。