昔、会社でカメラにたけた人が居て、私が三脚の使い方を享受していたら、
血相変えて「そうじゃない」と割り込んできました。
三脚のエレベーターの事ですね。
この人は三脚は伸ばし切り使うもので、エレベーターはぐらつくので使っちゃ駄目と申さ
れました。
まあ、逆らってもしょうがないので引きましたが。
これって、間違っています。
それは、三脚にエレベーターが付いて無い時代のお話ですよ。
エレベーターの無い時代は、それこそ三脚は使いづらいものでした。
セッティングに時間が掛かり、動くものは先ず使い物になりません。
動かぬ山専用のようなものですよ。 そんな不便に対応するべく、
自在に動く台座部分やヘッド、エレベーターなどが開発されました。
使わないのではなくて、使うために装備されたのです。
必要なのですよ。 決して、おまけなんかじゃありません。
よって。
三脚は必要以上に上に上げず、高さの調整はエレベーターでするのが正しいのです。
それが、基本です。
そもそも、ぐらつくなんて言うのは・・・カメラマンの技量が取り分けて足りない訳で論
外なのです。
割りばしのような三脚にも、もちろんエレベーターは付いていますよ。
元が華奢なので、ぐらつき何て考えることもありません。
能書き言うなら、高額な三脚でエレベーターなしでひいコラ言えばよいのです。
撮影される絵に影響はないですよ。
私は三脚や一脚何本も持ってますが、全くと言ってよいほど使いません。
どのような時でも、手持ちで済ませます。 勿論望遠でもです。
ブレちゃいけないから三脚で固定するのですよね。
でも、今時は手振れ補正が付いてますから神経質になることはありません。
第一、三脚のセッテイングに気を取られたら撮る前に負けてますよ。
どんな位置でも構いませんから、使いやすい位置で止めて微調整は
エレベーターですれば良いと思います。
三脚に当たらなければ、なんら問題はありません。
そもそも、そちらの方が問題です。
三角点の頂点がぐらつかない、と言う事を盲信していては技量が停滞してしまいますよ。
どんな場合にも対応が出来てればよいのです。
と言う訳で、王道はないと言うお話でした。
スマホに三脚? やめましょうね。
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